アトピー身体編

ステロイドはアトピー治療薬ではない!?

アトピーの方は、肌が荒れたり、かゆみで赤くなって皮膚科へ行ったところ、アトピー性皮膚炎と診断された方が多いのではないでしょうか?そして、医師からステロイドを処方された方がほとんどだと思います。

軽度の場合は、ステロイドを塗ると翌日には炎症もかゆみも消えて、ほぼ元通りの肌に治ります。

しかし、ステロイド薬は、アトピー治療薬ではありません。

では、ステロイド薬とは一体何なのか? なぜ医者はステロイド薬を処方するのか?

ここでは、ステロイド薬やその役割に関してお伝えしていきます。

ステロイド薬とは?

ステロイド薬に関しては、賛成派と反対派がいますが、実はステロイドは、私たちの身体の中でも作られています。

初耳でしたら、驚かれたかもしれませんね。そう、ステロイドは、腎臓の上にある、副腎という内分泌器官で作られていてるのです。

副腎は外側の皮質と内側の髄質に分かれます。この2つのうち外側の皮質から分泌されるのが、アトピーの炎症を抑える効果のある副腎皮質ホルモン=ステロイドです。

副腎皮質ホルモンは3種類あり、外側から順に、鉱質コルチコイド、糖質コルチコイド、アンドロゲン(男性ホルモン)となります。

この糖質コルチコイドの一つであるコルチゾールには、血糖値のバランスを保つ働きや、体内の炎症を抑える働きがあり、アトピー改善にとって大切な役割を担っています。

この副腎皮質ホルモンを元に、その働きを人工的に作り出すために作られたのが、ステロイド薬ということです。

ステロイド薬=副腎でつくられる副腎皮質ホルモンを元に人工的に作られた薬。
体内の炎症を抑える働きがある

ステロイド薬の役割・効能

炎症が発生した場合、通常の肌なら副腎から副腎皮質ホルモンであるコルチゾールが分泌され、炎症は治まります。

しかし、アトピーの場合は副腎が弱って機能が低下しているため、副腎皮質ホルモンが十分に作られず、炎症が起こり続けている状態です。

このような、継続して起こる炎症を沈静化するために有効なのが、ステロイド薬ということです。

それは、ステロイド薬には、抗炎症作用や免疫抑制作用があるため。ジュクジュクした湿疹、赤み、痒みなどの皮膚症状を改善する作用がステロイドにはあるのです。

ですが、ステロイド薬は、あくまで肌の炎症や湿疹の症状を改善するだけで、根本原因を取り除くわけではありません。

ステロイド薬でアトピーが治るわけではなく、ステロイドの使用はあくまで対症療法でしかないのです。

実際、ステロイド薬は、塗ればすぐに炎症が沈静化してアトピーが治っていくように見えます。

しかし、アトピー性皮膚炎は肌の病気ではないのです。アトピーを根本から治すには、炎症を引き起こすアレルゲンを取り除くことや、内臓機能を正常化させる必要があるのです。

そのためには、副腎が副腎皮質ホルモンを十分量分泌して、肌の炎症を沈静化することができるよう体質改善が必要になります。

アトピーと副腎に関してはこちらをクリックしてください。

たとえば、わたしはステロイド薬を使用していましたが、同時に食事や保湿、生活習慣を見直して体質改善をしながら使用していました。

そうすることで、ステロイド薬の量を徐々に減らしていくことに成功し、最終的には薬に頼ることなく生活できるようになったのです。

苦しい思いをして脱ステロイドをしなくても、体質改善をしていけば自然とステロイドいらずの状態になれますよ。

ですので、ステロイド薬だけに頼らず、しっかりと体質改善に取り組み、アレルゲンに反応しない身体づくりをしていきましょう。

ステロイド薬の使用は対症療法でしかない。
アトピー完治を目指すなら、内臓の働きを強化させるための体質改善が必要

医者はなぜステロイド薬を処方するのか?

ここまで、ステロイド薬についてお伝えしました。ステロイド薬は、アトピー症状を改善はするものの、アトピーを治療するものではないことはおわかりいただけたと思います。

ではなぜ、医師はステロイド薬を処方するのでしょうか?

医師にも選択の余地がない!?

なぜ医師は、ステロイド薬ではアトピーは治らないと知っていても、ステロイド薬を処方するのか?

それは、「アトピー性皮膚炎診療ガイドライン2016年版」に記してあります。

実は、未だにアトピーを完治させる薬は開発されておらず、現時点で一番安全で有効な薬物の一つだと思われるものが、ステロイドだからなのです。

3.薬物療法 (1)抗炎症外用薬  現時点において,アトピー性皮膚炎の炎症を十分に鎮静するための薬剤で,有効性と安全性が科学的に十分に検討されている薬剤は,ステロイド外用薬とタク ロリムス軟膏(topical calcineurin inhibitor;カルシニューリン阻害外用薬)である。その他の外用薬に、非ステロイド系消炎外用薬があるが、抗炎症作用は極 めて弱く、接触皮膚炎を生じることがまれではなく、その適応範囲は狭い。アトピー性皮膚炎の炎症に対し ては速やかに,かつ確実に鎮静させることが重要であり、そのためにステロイド外用薬とタクロリムス軟膏をいかに選択し組み合わせるかが治療の基本である。

参照:「アトピー性皮膚炎診療ガイドライン 2016年版」日本皮膚科学会アトピー性皮膚炎診療ガイドライン作成委員会

たとえば、ステロイド以外にも炎症を抑える非ステロイド系外用剤(アンダーム、コンベック、スタデルム、ベシカム等)があります。ですが、これらを使用するとかぶれたり、皮膚炎がかえって悪化したりする場合があるため、アトピー性皮膚炎では殆ど使われません。

よって、現在はステロイド薬、またはタクロリムス軟膏が一番有効なアトピー治療薬として処方されているのです。

ステロイド薬以外のアトピー治療を行う病院も

中には、ステロイドを使わないアトピー治療を行う病院もあります。

たとえば、植物や鉱物、動物などの生薬を組み合わせた漢方薬を使用する漢方薬治療があります。

また、最新治療法では、光治療(ナローバンド光治療)というものがあります。これは、紫外線のうち免疫抑制に効果のある光だけを抽出して照射し、アトピーを治していく方法です。

海外では、食事療法を主に行う方法で腸内環境や内臓を改善・強化し、アトピーを治療する施設もあります。

しかし、ほとんどの病院や医師は、アトピー治療にはガイドラインに沿って、ステロイドやタクロリムス軟膏といった抗炎症薬を処方するだけなんですね。

ステロイド薬の正しい使用法も説明せずに、薬だけ処方する医師もいます。

軽度のアトピーだったらステロイド薬を塗れば治ることもありますが、ほとんどの場合は対症療法でしかなく、症状が消えてもまた再発を繰り返してしまいます。

私がステロイド依存症から抜け出せた理由

わたしは、「ステロイド薬を塗れば治る」と安心していた時期があります。その時は、症状が出れば治るまで数日間ステロイドを塗り、再発したらまた塗り始めることを繰り返し、完全にステロイド依存症になっていたのです。

そして、症状を治すためにステロイドを塗る期間は徐々に長くなりました。また、治まっても、また肌の炎症が再発する期間がどんどん早まっていったのです。

「ステロイドが効かなくなったらどうしよう」と、とても不安でした。ステロイドに頼り切っていましたから。

実際の私の経験ですが、海外で住むことが決まった際、病院でステロイド薬をいくつか処方していただきました。「とにかく1年分は確保しておけば安心だ」と思ったんですね。

でも、海外へ来てアトピーが悪化した私は、以前よりもステロイド薬を使う頻度が増え、半年ももたないくらいの勢いで消費していきました。

「海外ではどうすればステロイドを処方してもらえるのかわからない」

「このまま薬が切れたらどうしよう…」

と半ばパニックになった時期があります。

そんな経験をしたので、「いつまでもステロイドに頼っていてはダメだ!」と、本気でステロイド依存から抜け出すことを決めたんです。

それから、食事改善、腸内環境改善、生活習慣の見直しをして体質改善に本格的に取り組んだおかげで完治した今があります。

ステロイドはとても便利な薬です。しかし、一時の気休めの対症療法でしかなく、アトピーの根本治療にはなりません。

ぜひ、ステロイド依存から抜け出すためにも、体質改善に取り組んでいってほしいと思います。

まとめ

ステロイド薬には、抗炎症作用や免疫抑制作用などにより、アトピー性皮膚炎の症状を改善する作用がありますが、根本治療する効果はありません。

ステロイド薬を塗れば、痒みや炎症は治まります。

しかし、大切なことは、副腎から副腎皮質ホルモン=ステロイドが必要十分に分泌され、自然に炎症が治まる身体を手に入れることです。

アトピーの方は、副腎機能が弱っているため十分な副腎皮質ホルモンを分泌できない状態の方が多いですが、それは腸内環境の乱れが大きな要因となります。

アトピーを根本から治療するためにも、副腎や腸内環境を整えて体質改善を行っていきましょう。

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