アトピー身体編

プロトピックを使った時の痒すぎるヒリヒリ感は副作用!?

アトピー性皮膚炎に処方されるプロトピック軟膏を塗ると、ヒリヒリしたり灼熱感にガマンができなくなったりした経験はないでしょうか? 私が子どもの頃はまだプロトピックがなく、ステロイド剤を使用していました。

私が成人になった頃からは、特にひどかった首と顔の症状にはプロトピックが処方されるようになりました。しかし、熱を持った痒みがあまりにも酷くて、「自分にはプロトピックが合わないのではないか」と心配になったことを覚えています。ただ使い続けていくと、プロトピックにはステロイドのような副作用がなく、アトピー症状改善にも効果が高かったのでとても重宝しました。

しかし、プロトピック軟膏はアトピーを完治させる万能薬ではありません。

そこで、アトピー性皮膚炎を改善するためのプロトピック軟膏の特徴や効果的な使い方についてお伝えしていきます。

プロトピックとステロイドの違い

アトピー性皮膚炎を治す薬には、主にステロイド軟膏とプロトピック軟膏の2つがあります。どちらの薬にも、皮膚の炎症を抑える働きがあります。しかし同じ抗炎症作用を持つ薬でも、プロトピックとステロイドには違いがあります。

ここでは、プロトピックとステロイドの違いやプロトピックのメリットなどについてお伝えします。

プロトピック軟膏の特徴とメリット

プロトピック軟膏は、強力な免疫抑制の働きを持つタクロリムスを含んだ免疫抑制剤で、成人用0.1%と小児用0.03%があります。大人が小児用のプロトピックを使用することはできます。しかし子どもが成人用のプロトピックを使用することは推奨されていません。成人用は薬成分の濃度が高くなり、子どもには薬の濃度が強過ぎるからです。プロトピックが炎症をおさえる強さは、ステロイドのランクではストロングのリンデロンやフルコートに匹敵します。

またステロイドとプロトピックの一番の違いは、プロトピックには副作用がほとんどないところです。

ステロイドには毛細血管拡張、皮膚萎縮、ステロイド使用によって肌が赤くなるステロイド酒さなどといったステロイド依存の副作用があります。しかしこれらの副作用は、プロトピック軟膏を使用した際には起こりません。

またステロイドは正常な皮膚に塗っても、肌から体内に成分が浸透してしまいます。しかしプロトピックは正常な皮膚に添付しても、肌から成分が浸透しません。プロトピックの成分は分子が大きいからです。そのため必要以上に薬物成分が体内に吸収される心配がありません。以上の点は、ステロイドよりもプロトピック軟膏を安心して使用できる点になります。

【プロトピック軟膏の特徴とメリット】

  • プロトピックには毛細血管拡張、皮膚萎縮、酒さなどのステロイドにある副作用がない
  • プロトピックは正常な皮膚からは薬の成分が吸収されない

しかし肌がジュクジュクしている状態の場合は、プロトピック軟膏ではなくステロイドの使用が推奨されています。プロトピックは肌からの吸収率が低く、ジュクジュクした状態の患部にはあまり効果がないためです。またこのような状態の皮膚にプロトピックを塗ると、ヒリヒリ感が出たり、灼熱感によってかゆみが増したりして逆効果です。そのため肌がジュクジュクしていたり、肌に傷がある場合はプロトピックでなくステロイドを使用し、患部が改善したらプロトピックに切り替えてください。

肌がジュクジュクした状態には、プロトピックは効かずステロイドを使用すべき

プロトピックのヒリヒリや灼熱感は副作用?リバウンドはある?

プロトピックを初めて使用すると、灼熱感やほてり・ヒリヒリした刺激を感じてさらに肌がかゆくなる方が多いです。この痒みは熱をともない、内側からこみ上げてくる痒みが心底耐えがたいです。その結果、プロトピックが合わないと判断してすぐに使用を中止してしまう方もいます。

プロトピックを塗るとヒリヒリするのは、肌の炎症がひどい状態だからです。この場合はプロトピックを塗って、ヒリヒリがガマンできなくなったら洗い流すことを繰り返す方法があります。もしくはステロイドを使用して、炎症をさらに抑えた後にプロトピックの使用を開始する方法があります。

ただ可能な限り、ステロイドよりもプロトピックの使用をオススメします。プロトピックにはステロイドのような副作用やリバウンドがなく、正常な皮膚になれば必要以上に薬の成分が体内に吸収されることがないからです。

またプロトピック軟膏の副作用に、皮膚やリンパの癌が発生する危険性が取り上げられたことがあります。しかしプロトピックを使用した多くの患者のデータでは、皮膚がんやリンパ腫が増加したという報告はありません。ただ、プロトピックを使用する際の注意点は守り、アトピー改善のために正しくプロトピックを使用しましょう。

成人のアトピー性皮膚炎の患者さんで,0.1%のものを1日最大20g毎日長期に(最大2年間)使用した試験では,使用開始直後に一過性に血液中の濃度が10ng/ml以上(注意を要するレベル)に上昇した患者さんが131人中4人いました。また,1年間の経過観察中では,皮膚症状の増悪とともに一度だけ10ng/ml以上の濃度を示した患者さんが423人中1人いました。しかし,これらの患者さんは皮膚症状がよくなるにしたがって,すぐに低濃度または検出限界以下になりました。

小児の患者さんに長期(1年間)0.03%または0.1%のタクロリムス軟膏を塗った試験でも,それぞれ97人,96人の患者さんで問題となるような血中濃度(10ng/ml以上)の上昇をみた人はありませんでした。最高でも0.03%で1.5ng/ml,0.1%で5.2ng/mlで一回限りの上昇でした。

したがって,持続的に血液中の濃度が上昇した状態が続くことは,使用上の注意を守るかぎり起こることはないと考えられます。

引用元:公益社団法人 日本皮膚科学会

プロトピック軟膏を使用する際の注意点

プロトピックにはステロイドのような副作用がないことはお伝えしました。アトピー改善に有効なプロトピックを正しく使用するためにも、以下のプロトピック使用時の注意点を確認してください。

プロトピック使用時は紫外線を避ける

海水浴やスキー、登山などといった紫外線をたくさん浴びる時は、プロトピックは塗らないようにしましょう。プロトピックを塗った状態で紫外線に当たると、皮膚がんになる可能性が高まる可能性があるからです。

プロトピックを使用した際、日常レベルの紫外線ならば当たっても問題ないと言われます。しかし紫外線に当たることで、プロトピックを塗った部分のほてりやヒリヒリ感が強くなる場合があります。そのためプロトピックを塗った後は、UVカットの帽子をかぶったり、日焼け止めを塗ったりしてできるだけ紫外線は避けるようにしてください。

2歳児以下の乳幼児にはプロトピックを使用しないこと

プロトピックは、2歳未満の乳幼児への使用は許可されていません。これは2歳以下の乳幼児に対して臨床試験を行っていないためです。そのため2歳児以下にプロトピックを使用した場合、どのような結果になるかわかりませんので、2歳児以下への使用はさけましょう。

私が行ったプロトピックの使い方と注意点

ここまで、一般的にいわれるプロトピックの注意点をお伝えしました。次に私が実際にプロトピックを使用する際に注意したことをお伝えしていきます。

プロトピックを初めて使用すると、灼熱感やほてり・ひりつきを感じてさらに肌がかゆくなる方が多いとお伝えしました。そして、「プロトピック軟膏は自分には合わない」といって使用をすぐにやめてしまう方がいます。しかしプロトピック軟膏は、ステロイドに比べて副作用がとても少なく、アトピー改善への効果も高くて個人的にはオススメです。

そこで私が行った、灼熱感を和らげるプロトピックの使い方をお伝えします。

プロトピック使用前に炎症をステロイドで抑える

プロトピックには抗炎症作用があります。しかし炎症がひどい状態や、膿が出て肌がグチュグチュの状態でプロトピックを塗った場合、ガマンできないほどのヒリヒリ感や灼熱感が起こる可能性があります。そのため、今の肌の状態が炎症でただれていたり、膿が出ていたりする状態であれば、まずはステロイドで肌の状態を改善してください。

炎症や膿が治まった状態になってから、ステロイドをプロトピック軟膏に置き換えれば、プロトピックを塗った際の灼熱感は和らぎます。

保湿剤を塗ってからプロトピックを使用する

病院で処方された際に、プロトピックを塗ってから保湿をするよう伝えられたかもしれません。しかしプロトピックを直接肌に塗った時、あまりのヒリヒリ感や熱さで耐えがたい痒みが発生する状態であれば、保湿を先にすることをオススメします。

私はまず保湿化粧水でたっぷり保湿をし、それからオイル系の保湿剤を塗りました。そしてその上からプロトピックを塗っていました。こうすることで、プロトピックを塗った時のヒリヒリや耐えがたい痒みが軽減されて、我慢することができました。

保湿をしてからプロトピックを塗っても、灼熱感に堪えられずかき毟りたくなった時は、すべて洗い流して保湿だけをしました。そして、翌日も同じように保湿化粧水、保湿剤、プロトピックの順番に塗り、耐えられるまで耐えて痒みが酷ければ洗い流すを繰り返しました。

しかし、それを3~4日繰り返すと、プロトピックを塗った時の灼熱感が軽減されて、洗い流さなくても放置できるようになりました。そのため、もしも保湿のあとにプロトピックを塗る方法でも痒みに耐えられない場合は、前述した方法を3~4日間試すことをオススメします。私は3~4日後にはプロトピックを普通に塗っても灼熱感を感じなくなりました。そして、10日間ほどプロトピックを塗っていたら、アトピーが劇的に改善しました。

この方法でもプロトピックのヒリヒリに耐えられない場合は、まずは十分に肌の炎症をステロイド薬で抑えてください。それからプロトピックに切り替えることをオススメします。

プロトピックのまぶたへの使用

私は顔と首にプロトピックを使用していました。目の周りやまぶたにもアトピーの赤みや痒みがあったので、プロトピックを使用しました。

最初にプロトピックを使用した時は、目の周りやまぶたは真っ赤になり、灼熱感とともに猛烈な痒みを覚えました。しかし前述した、保湿をしてからプロトピックを塗るやり方を行うことで、3~4日後にはプロトピックを普通に使用できるようになりました。そして目の周りやまぶたの赤みといったアトピー症状は、改善していきました。

目の周りやまぶたはデリケートな部分です。薬の吸収力も高い部分です。プロトピックには副作用があまりありませんが、一日一度、うすく塗る程度にプロトピックを使うことを個人的にはオススメします。

アトピー改善へのプロトピックの使用量と使用期間

プロトピックをどの程度使用すればアトピーが改善するかは、個人差によります。症状の度合いによって異なってきます。

私の場合は、膿や肌のただれで真っ赤に炎症を起こしている時はステロイドを使用しました。そしてこの状態が落ち着いてから、プロトピックへ移行しました。

プロトピックを使い始めた3~4日は灼熱感がひどく堪えられなかったため、洗い流していました。しかし洗い流しても、薬の効果は肌に浸透したのかもしれません。肌の赤みは、プロトピックを使い始めた頃から薄くなっていきました。そしてプロトピックを使い初めて5日目あたりから洗い流さず放置しました。すると、約10日間で肌の状態はほぼ通常の肌に戻りました。

アトピーに効果があるプロトピック使用期間は、アトピー症状の度合いによって変わります。アトピー症状が十分に改善するまでプロトピックを使い続けることが推奨されていますが、使用量はプロトピックの使用上の注意を守りましょう。

アトピー症状が全身にあり、範囲が広い場合はプロトピックと併用してステロイドを使用することが推奨されています。実際に私は、体に出ていたアトピー症状にはステロイドを使用し、首から顔にはプロトピックを塗っていました。

これは、首と顔は薬の成分を吸収しやすく、プロトピックで十分に効果があるからです。体の部分は、薬の吸収率があまり高くないため、プロトピックの成分が浸透せず効果があまりありません。そのためステロイドの使用が勧められているのです。

プロトピックを塗ってはいけない場所

・皮膚がジュクジュクしている部分

・細菌やウイルス、カビによる皮膚感染症(にきびやおできを含む)の発症部位

・皮膚以外の部分(口や鼻の中の粘膜など)や外陰部

プロトピックもステロイドもとても効果があり、薬を使用した数日後には肌がかなりキレイになっていました。しかし数年間使い続けていて、どんどん薬の効果が薄まっていることにも気づきました。そのため「薬は対処療法でしかない。やはり体質改善が必要だ」と腸内環境を見直すことを始め、アトピーを根本から完治させることを意識していきました。そして今はアトピーを完治することに成功したのです。

まとめ

ここまでプロトピックとステロイドの違い、プロトピックの特徴、私が実際にどのようにプロトピックを使用していたかをお伝えしました。

私は体にはステロイドを使用し、プロトピックが新薬として出てきてからは首と顔にはプロトピックをステロイドの代わりに使用し始めました。私が使用した経験から、ステロイドよりもプロトピックをオススメします。副作用の心配がなく、肌の赤みの改善にとても効果的だからです。使いはじめはヒリヒリした灼熱感があるかもしれません。しかし上記でお伝えしている私がプロトピックを使用した方法を参考にしてください。

プロトピックはとても効果的な薬ですが、薬の力だけではアトピー性皮膚炎を完治することはできません。薬はあくまで対処療法に過ぎないからです。しかし私は、脱ステロイドや脱プロトピックはオススメしません。いきなり薬をやめてしまうとQOL(生活の質)が下がり、普通の生活が送れなくなる可能性が高いからです。

アトピーを完治させたければ、プロトピックでアトピーの症状を抑えながらも、同時に腸内環境を整えて体質改善に取り組んでください。そうすれば、自然に薬が必要なくなり、気づいたら脱ステロイドや脱プロトピックをしている状態になっているはずです。

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