アトピーと生活習慣

プールの塩素で肌が荒れてアトピーが悪化?対策方法とは

水泳は、身体ぜんたいを使うスポーツのため、全身の筋肉をバランスよく鍛えることができます。また、水の中で動くため、足や関節を痛める心配もなく、身体への負担が少ないのも特徴です。

身体を鍛えるために、プールにお子さんを通わせる方も多いと思います。

しかし、お子さんにアトピーがあると、プールの塩素でアトピーが悪化しないか心配になりますよね?

スイミングがアトピーにもたらす効果もあるので一概にプールは良くない、とは言い切れません。しかし、プールの水の殺菌に使用される塩素が悪影響をもたらし、アトピー悪化の原因になる可能性があります。

ここでは、塩素によるアトピーへの影響やスイミングの効能、プール後のスキンケアについてお伝えしていきますね。

プールの塩素による肌への影響とは?

私たちの肌は、弱酸性でできていて、皮膚や毛髪はたんぱく質が基になっています。

私たちの皮膚の表面には、バリア機能があり、皮膚内の水分を保つ働きや、外からの刺激から皮膚を守る働きがあります。

しかし、アトピー性皮膚炎は、乾燥肌が過剰となって起こり、すでに肌のバリア機能がこわれた状態です。

皮膚のバリアが壊れた状態のところへ、残留塩素の刺激物質が皮膚の奥へ浸透すると、肌が赤くなったりヒリヒリしたり、かゆみなどの症状を起こしてしまうのです。

私は子供のころ、スイミングスクールに通っていました。母親が、子供のころから水に慣れさせようとしたとのことです。しかし、プールを出たあとは必ず肌が乾燥して赤くなり、かゆくなったのを覚えています。

基本的にプールの水は、プール熱などの感染症にかからないように、塩素での殺菌が義務づけられています。その塩素が原因で、肌や目が赤くなったようです。

中には、塩素の殺菌作用が、皮膚に存在する黄色ブドウ球菌などの、アトピーに悪影響を与える菌を殺菌する効果があるという話もあります。実際に、アトピー肌がよくなったという報告もあるようです。

しかし、多くの場合は、塩素の殺菌作用が肌を健康に保つ常在菌を死滅させ、肌のバリア機能の低下や、アトピーの悪化をもたらすといわれます。

注意したい!塩素アレルギーとは?

アレルギーとは、本来、体を守る免疫という働きが、無害なはずの物質に対して過剰に反応を起こす状態です。よって、塩素アレルギーとは、プールの水などに含まれる塩素に過剰に反応してしまう状態ですね。

アトピー性皮膚炎の肌は、乾燥肌や敏感肌で、少しの刺激にも敏感に反応しやすいです。よって、プールに関しては、塩素アレルギーに特に注意が必要です。

プールを使用した後に、以下のような症状が出た場合は、塩素アレルギーの可能性があります。アレルギー検査ができる専門の医療機関で診察を受けましょう。

【アレルギーの症状例】

  • 鼻づまり
  • くしゃみや咳
  • 皮膚のしっしんや、炎症など
  • 水ぶくれ

私は塩素アレルギーとまではいきませんが、シャワーの時に目に水が入ったりすると目が少し充血します。アトピーが完治した今は皮膚が反応することはないですが、アトピー症状があった際は、お風呂の水でも沁みました。やはり、肌のバリア機能が低下すると、水道水内の少しの塩素ですら刺激となるのだと思います。

プールの4つの効能とは?

プールの残留塩素が肌への負担にはなりますが、プールには良い影響もあります。

それは、プールでスイミング運動をすることで、体の免疫力が高まり、丈夫な体が作られることです。

以下、プールの3つの効能です。プールにはどのような効果があるのかご確認くださいね。

皮膚が水圧から刺激を受け、血流が高まる

プールに入ると、体は水によって全身が圧迫されます。その際、身体の表面だけでなく、血管にも圧力が加わります。

血管に圧力が加わると、全身の血液が押し出されます。これによって、心臓の働きが活発になり、血液が身体ぜんたいへ回り、血液循環が高まるのです。

また、プール内で泳いだり、歩いたりすることで下半身を動かせば、血液のポンプ機能が活性化されることで血流が高まります。

このように、プールに入って水圧を受けるだけで、血流が良くなるのです。

血流が良くなり免疫力がアップする

プールに入るだけで、水圧によって血流がよくなることはお伝えしました。ではなぜ、血流がよくなると免疫がアップするのでしょうか?

それは、血液の循環がいいと、身体中に栄養がいきわたり、内臓機能が活発になるからです。また、血液がきれいに流れれば、老廃物を体外へスムーズに排出する代謝力もアップします。

このように、体内にゴミが溜まらず、栄養がいきわることで内臓が活発に活動すれば、代謝力がアップし、体温が高まり、病気に対する抵抗力である免疫力も高まるということです。

免疫力と腸内環境は密接に関わっているので、免疫力が高まると、腸内環境もよくなるということです。腸内環境が良くなれば、アトピーも改善に向います。塩素の刺激が、アトピーが悪化するほど酷くないのであれば、水泳は免疫力を高めて腸内環境を整え、アトピー改善にも効果的ですのでオススメです。

腸内環境とアトピーの関係はこちらをクリックしてください。

喘息が改善する

プールで泳いだり、歩いたりすることは、血流が良くなって免疫力がアップするだけでなく、実は、喘息にも効能があります。なぜなら、息継ぎの仕方などの呼吸法を学ぶことで、肺や気管支などの心肺機能を強化できるからです。

水泳の呼吸は、規則正しく過呼吸になりにくいので、運動をした時に起こる発作のような症状になりにくいのもいいですね。

実際、わたしは3歳~12歳のころに、母親に連れられてスイミングスクールに通っていました。それは、水に慣れることと体力をつけるためでしたが、運動した際に時々あった、ぜんそくのような症状は、プールに通い出してから減ったことを覚えています。

また、免疫力も高まったのか、風邪を引きにくくなったようにも思いますね。

ストレス発散の効果あり

水に浸かるという行為自体が、リラックスに繋がります。水に身体を沈めると身体が軽くなって疲れが取れますね。

また、スイミングをすることで運動になり、体を動かすことから、ストレス発散の効果があります。体を動かせば幸せホルモンと呼ばれるセロトニンが分泌されるからですね。

このように、精神の健康面にもプールは一役買ってくれるのです。

プールの4つの効能

皮膚が水圧から刺激を受け、血流が高まる

血流が良くなり免疫力がアップする

喘息が改善する

ストレス発散の効果あり

プールの後のスキンケアでアトピー悪化を防ごう

プールで泳ぐことで、さまざまな健康的な効能があることをお伝えしました。しかし、やはりアトピー悪化の原因となるかもしれない塩素の影響は心配です。

そこで大切なのは、アトピーを悪化させないために塩素をしっかり洗い流すことです。

では、プール後の正しいスキンケアについてお伝えしますね。

皮膚についた塩素をシャワーでしっかり洗い流す

プールに入れば、どうしても塩素は身体に付着します。大切なのは、その塩素をしっかり洗い流すことです。

シャワーの水を浴びながら、手のひらでしっかりと、全身をくまなくさすりながら洗いましょう。

また、目を洗うことも大切です。まばたきをしながら顔にもシャワーを浴びて、目の中までしっかり洗い流しましょう。

わたしは、プールの後は毎回目が真っ赤になっていたので、目はしっかり洗っていました。

洗いかたが足りないと、目がかゆくなってこすってしまい、結膜炎になることもありました。目は流水でしっかりと洗ってくださいね。

ビタミンCの粉末には塩素を中和する効果あり

また、プール後のシャワーの前に、ビタミンCの粉末を水に溶かして身体ぜんたいにかけることができれば、ぜひ行ってください。

ビタミンCには、塩素を中和する効果があるので、シャワー前に塩素を中和してからシャワーを浴びれば、塩素をきれいに洗い流すことが期待できますよ。

身体が乾かないうちに保湿を

アトピー肌は極度な乾燥肌です。プール後のシャワーをしたまま、何も保湿をしなければ、肌の乾燥が進み、アトピーが悪化しかねません。

肌内部から水分が逃げていくのを防ぐために、シャワー後は保湿液やクリームなどで肌を保護しましょう。

プールが屋外の場合は紫外線防止をしっかりしよう

参照元:紫外線環境保護マニュアル2008

紫外線がアトピーへ与える影響は、悪影響だけではありません。アトピー改善への恩恵もあるのですが、紫外線を浴び過ぎるのは禁物です。

なぜなら、紫外線を浴びすぎると、皮膚が乾燥し、皮膚温度が上がることでかゆみが増したり、炎症を起こしたりといったリスクがあるからです。

また、皮膚には、ウイルスや細菌から身を守る免疫システムが備わっています。その免疫システムの一つが、ランゲルハンス細胞といいます。

この細胞は、外的刺激が原因で起こる肌の炎症を抑える鎮静化酵素を持つのですが、紫外線を浴び続けると、機能を失ってしまうのです。

その結果、皮膚表面の免疫機能が低下し、バリア機能に深く関わる皮膚表面の細菌もうが乱れやすくなることでアトピーが悪化しやすくなるのです。

また、オーストラリアのような、特にオゾン層の破壊の影響を受けやすい国では、着る日焼け止めといわれる、ラッシュガードが使用されています。(画像参照:ゴーアイランド

ラッシュガードとは、元々はサーフィンなどのマリンスポーツ用のアンダーウェアです。ウェットスーツのゴム素材から肌を保護したり、体温低下を防ぐ目的で着用されていました。しかし、最近では、紫外線対策として、海やプールだけでなく、登山やサイクリングなどのアウトドアの際にも着用されるようになっています。

最近では日本でもラッシュガードを使用する人が増えましたね。

イタリアには、ラッシュガードを使用する人はいないので、初めて日本でラッシュガードを着て泳いでいる人を見たときは、「服を着て海に入るの!?」と、ちょっとビックリしました。

着る日焼け止めといわれるラッシュガードですが、いくつか種類があります。

ラッシュガード購入の際は、以下の点に注意して、適切なものを購入しましょう。

【ラッシュガード購入時の確認点】

・紫外線をカットする生地が使用されている

・速乾性がある

・体にフィットしているサイズを選択する

衣料品の量販店でラッシュガード風のものを購入しても、本来のラッシュガード機能がないものがあります。購入時には上記の点を注意して選びましょう。

まとめ

プールには、アトピーを悪化させる原因となりえる塩素の心配がありますが、代謝や免疫力アップの効果からアトピー改善の効果も期待できます。

【プールの4つの効能】

  • 皮膚が水圧から刺激を受け、血流が高まる
  • 血流が良くなり免疫力がアップする
  • 喘息が改善する
  • ストレス発散の効果あり

「プールに子どもを通わせたいけれど、やはりアトピーが悪化しないか心配」という場合は、塩素を使わないオゾン殺菌のスイミングスクールもあります。

また、夏は、プールではなく、海水浴をオススメします。海水による肌の殺菌効果が期待でき、泳ぐことによる筋力増強、ストレス発散という効果も期待できますね。

私は子どものころ、毎年家族と海へ行っていました。海で泳ぐことで、汗をかいてもかゆくならかったこと、また海風が、ぜんそくに効果的だったと思います。

ただし、日中は過度に日焼けをしないよう、日焼け止め対策、またはラッシュガードを着用してくださいね。

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