アトピーと内臓

アトピーは腸内環境を整えると改善する

アトピー性皮膚炎という名前のとおり、皮膚が炎症を起こしてかゆくなるのに、「どうして腸内環境を整えたらアトピーが改善するの?」「腸内環境とアトピーって一体どういう関係?」と疑問に思われたかもしれません。

アトピーとは、体内の解毒作用がうまくいかなくて、残った毒が肌にあらわれた状態です。毒というのは、動物性タンパク質、油、体内の老廃物、加工食品などに含まれる化学物質などのことですが、これらが解毒作用を行う腸で完全に消化されて便から排出されないと、残りの有害物質、つまり毒が肌から排出され、それがアトピー症状となります。

この原因は、腸内環境の悪化です。

腸内環境が悪化してしまうと、消化・解毒作用がうまく行われず、肌からも排毒作用が行われることで、アトピーとなるのです。

腸内環境が整っていれば、皮膚から毒を排出する必要はなく、アトピー症状が出ることはありません。なぜなら、腸内環境が整っていれば、便や汗として毒を排出できるので、皮膚から解毒する必要はないからです。

では、腸内環境を整えてアトピーを改善するにはどうすればいいのかを見ていきましょう。

理想的な腸内環境は、菌のバランスが「2:1:7」

腸内環境の理想的な状態は、いったいどんな環境でしょう。

私たちの腸内には、腸内細菌とよばれる菌たちが生息しています。この腸内細菌には、善玉菌、悪玉菌、日和見菌という3つの種類があり、それらの菌の割合が「善玉菌2割:悪玉菌1割:日和見菌7割」を保てている状態が理想的な腸内環境バランスです。

では、それぞれの菌の特徴を見ていきましょう。

善玉菌

代表的なのものでは、乳酸菌、ビフィズス菌です。

プラスの働き
腸を刺激して、便の排出を促し便秘を防ぐ
身体の免疫システムを刺激し、免疫力を高める
腸内でビタミンや酵素をつくる
病原菌からの感染を防ぐ

マイナスの働き
善玉菌にマイナスの働きはありませんが、善玉菌を大量に摂取したとしても腸内の総量は決まっていて、それ以上は体外へ排出されます。よって、毎日適量を摂取し続けることをオススメします。

悪玉菌

悪玉菌は、増えると有害物質を発生させて身体へ悪影響を及ぼしますが、たんぱく質を分解したり、悪質細菌の退治などの大切な役割があります。悪玉菌とはいえ、腸に必要な菌となります。

プラスの働き
腸内のたんぱく質を栄養吸収しやすいよう分解する
腸内の免疫機能を活性化する
外部からサルモネラ菌、コレラ菌、赤痢菌などの悪質細菌が侵入したときに、それらを退治してくれる

マイナスの働き
有害物質を発生させ、それが血液にのって全身をめぐることで肌荒れや便秘、ガンや動脈硬化などの原因になる

日和見菌

腸内細菌の約75%を占め、腸内の善玉菌、悪玉菌の優位な方に同調して作用します。

プラスの働き
腸内環境が良好に保たれている場合、善玉菌の味方になって働きます。

マイナスの働き
腸内環境が乱れて悪玉菌が増えた場合、悪玉菌の味方になって一緒に悪さを働きます。

腸内環境が悪化する原因は、悪玉菌の増加にあり

善玉菌が減り、悪玉菌が増えて腸内環境が悪化することで、アトピーが発症したり悪化したりします。

では、腸内環境が悪化する原因は一体なんでしょうか?

それは偏食、睡眠不足、ストレス、過剰な抗生物質の服用、加齢による生理機能の低下などが原因として挙げられますが、中でも一番気をつけたいのは食生活です。

動物性たんぱく質をとりすぎたり、時間がないからと加工食品で食事を済ませたり、寝る前に夜食を食べてしまったりすることで食生活が乱れると、腸内の悪玉菌が増えるからです。またその結果、アトピー、がん、腎不全、糖尿病などの病気の原因となる毒素が発生するからです。

以下で、食生活について詳しくみていきましょう。

腸内の悪玉菌を増やす食品は身近にある

現代の食生活には肉や脂質、また甘いものやコンビニ弁当などの加工食品がちまたにあふれ、簡単に買うことができます。しかし、こういったものに含まれる動物性たんぱく質、砂糖、加工食品に使用される化学物質などは、悪玉菌がどんどん増えていく環境をつくってしまいます。

悪玉菌が大好物な加工食品や甘いものなどの食品ばかりを食べていると、悪玉菌が増え、勢力争いに負けた善玉菌がどんどん弱って減ってしまいます。また悪玉菌の勢いが優勢になると、日和見菌のひとつで悪玉菌の味方をするカンジダ菌が増え、悪玉菌とともに腸粘膜や腸壁を破壊します。

また、悪玉菌は消化に時間のかかる肉類のたんぱく質やアミノ酸をエサに増殖し、有害物質を発生させます。その発生した有毒物質が腸内から吸収されると、それが血液にのって全身へめぐってしまい、アトピー悪化だけでなく、糖尿病やガンになるリスクが増えます。

つまり、悪玉菌が好きな食べ物ばかりを食べていると、有害物質が血液に吸収されて全身に運ばれることで、アトピーが悪化するのです。

悪玉菌を増やす食べ物はできるだけ避け、バランスの取れた腸内環境を維持することで、アトピーを改善しましょう。

悪玉菌を増やす食品群
白砂糖、小麦に含まれるグルテン、乳製品、加工食品、オメガ6系脂肪酸、トランス脂肪酸などは悪玉菌を増やします。意識してなるべく摂取しないよう心がけましょう。

腸内の悪玉菌を増やす食習慣

腸内環境を悪化させるのは、食事だけではありません。

仕事や人間関係の問題などがあると、ストレス発散に食べ過ぎたり飲みすぎたりしてしまう人も多いでしょう。暴飲暴食は腸内の悪玉菌を増やし、アトピーを悪化させる原因になってしまいます。

なぜなら、食べものや飲みものを必要以上に摂取することで、胃腸の消化に負担がかかります。消化に長く時間がかかるほど腸内に腐敗物がたまっていき、悪玉菌のえさが増えるからです。

たとえば忘年会などでたくさん食べて飲んだ翌日は、身体が重たかったり、顔に吹き出物が出たりといった経験が誰しもあるのではないでしょうか。食べ過ぎて胃腸の消化に負担をかけないよう、腹八分目を心がけましょう。

また、あまり噛まずに食事をすることも胃腸に負担をかけて悪玉菌を増やし、アトピーが改善しない原因になります。

たとえば仕事が忙しく時間に追われる中、十分なランチの時間もなくて、あまり噛まずに飲み込むように食べると胃腸に負担をかけてしまいます。十分に噛まれていない食べ物は胃腸での消化に負担となり、腸内環境のバランスを崩す原因となります。

食事の際は、40回から50回ほど噛むことを意識すると胃腸への負担が軽くなり、何度も噛むことで満腹中枢を刺激するので食べすぎ予防にもなり一石二鳥です。

善玉菌を増やす生活習慣が、アトピー改善につながる

アトピーが発症するのは腸内環境が整っておらず、悪玉菌が優位となっているからです。それでは、腸内細菌のバランスを整えアトピーを改善するにはどうすればいいのでしょうか。

それは、善玉菌を増やす生活習慣を続けることです。善玉菌が増えると、優勢なほうに味方をする日和見菌が善玉菌の働きを助けることで、悪玉菌の勢力が弱まるからです。

善玉菌を増やして腸内環境を整えるためには、4つのポイントがあります。

  • 適切な食習慣
  • 良質な睡眠
  • 適度な運動
  • ストレス解消

次に、4つのポイントでそれぞれ何を意識すべきなのかみていきましょう。

適切な食習慣

こちらは前述したように、悪玉菌の栄養となってしまうような食品はできるだけ避けることです。そして食事の際はよく噛み、腹八分目を意識することです。

また、意識して善玉菌を増やしてくれる食品を摂取することも大切です。たとえば、食物繊維やオリゴ糖を含む食べ物は善玉菌のエサとなります。納豆やキムチ、海外ではドイツのクラウティといったキャベツの酢漬けなどの発酵食品もオススメです。発酵食品には乳酸菌が豊富に含まれているため、腸内の善玉菌を増殖してくれるからです。

食生活によって腸内細菌のバランスが簡単に変化することがわかる、ある研究論文があるのでご紹介いたします。

2014年に有力科学雑誌ネイチャーに「動物性食品や植物性食品が腸内環境にどのような影響を与えるか」を調べた論文が掲載されました。それによると、動物性食品のみを食べた場合は1~5日で悪玉菌を増やし、植物性食品のみを食べた場合の腸内細菌の変化は小さく、腸内環境改善には5日以上かかることがわかりました。

この研究結果からもわかるとおり、腸内環境を良好に保つためには、普段から肉や卵などの動物性食品を取りすぎないこと。また、植物性食品を多めに摂取することを意識することが大切ということがわかります。

以下の善玉菌を増やす食材を毎日のメニューに意識して取り入れ、腸内環境を整えましょう。

乳酸菌を多く含む食材
味噌、しょうゆ、つけもの、納豆、ワイン、ヨーグルト、キムチなど
オリゴ糖を多く含む食材
バナナ、きゃべつ、じゃがいも、たまねぎ、とうもろこし、大豆など
食物繊維を多く含む食材
ごぼう、アーモンド、おくら、さつまいも、アボガド、千切り大根など

良質な睡眠

アトピーが悪化するとかゆみで眠れず、睡眠不足になる人も多いでしょう。

睡眠時間は7~8時間は取りたいですが、アトピーのかゆみがひどい場合は早朝からやっと眠くなる、ということがあると思います。皮膚の回復を助ける副腎皮質ホルモンの分泌が午前4時~7時ごろに活発となり、かゆみが軽減されて眠りやすくなるからです。

こういった場合は昼夜逆転の生活になりがちですが、眠れるときに体力を回復することが大切です。なぜなら、睡眠不足が続くと自律神経系や内分泌系の働きが乱れ、免疫系にも悪影響が及ぶことでアトピーが悪化してしまうからです。

かゆみが酷くて眠れず睡眠不足が続くようであれば、薬に頼ることも考慮したほうがいいでしょう。

わたしは炎症がひどくなると、熱をおびた痒みが増して我慢できませんでした。症状がひどくて夜中にかきむしってしまうことが続いたときは、ステロイド剤でかゆみを軽減させていました。しかし良質な睡眠をサポートしてくれるサプリメントを知ってからは、サプリメントの力を借りて眠りにつくことで、アトピーも改善していきました。

ステロイドで炎症を抑えたり、サプリメントを利用して睡眠をとったりすることで、夜中にかきむしることが減ります。すると、睡眠中の引っかきによる症状の悪化も防ぐことができ、眠っている間に肌を回復させることができます。そのため、もし痒みでなかなか眠れない場合は、必要に応じて薬やサプリメントを使うことをオススメします。

適度な運動

ウォーキングや軽いジョギングなどの適度な運動をすることで、腸が刺激されて便秘解消になります。また便通がよくなることで、腸内の有毒物質が体外へスムーズに排出されます。そのため、有害物質が腸で吸収されて血液に乗って全身をめぐることなく、腸内環境が良好に維持されるため、悪玉菌の増殖を防いでくれます。

なお腸内環境が悪く、排便がスムーズにいかずに便秘になると、有毒物質が腸で吸収されてしまいます。有毒物質が血液に取り込まれると、血液がドロドロになることでエネルギー消費能力である基礎代謝が下がってしまうのです。しかし運動することで排便がスムーズにいき基礎代謝も上がるため、血行がよくなって血液もきれいになります。その結果、老廃物が全身に巡ることなく、アトピーの炎症が起こりにくくなるのです。

運動をした後はうっすらと汗をかき、適度な疲労感に気持ちよさを感じた経験は誰にでもあるのではないでしょうか。汗を流すデトックス効果もありますが、体が疲れることで良質な睡眠をとりやすくなることも運動のメリットの一つです。

ストレス解消

現代社会には、たくさんのストレス要因があります。ストレスがたまると自律神経に悪影響がおよぶことで便秘になり、腸内環境が悪化します。

たとえば、平日で仕事のときは便が出にくいのに、休日だと快便だったりという経験はありませんか? 普通に生活しているだけでも仕事、人間関係、環境面でのストレスは何かしらあるものです。まったくストレスを感じずに生活するのは不可能です。そのため大切なのは、自分のストレス解消法を知っておくことです。

たとえば好きな音楽を聴いたり、アロマセラピーオイルで好きな香りを楽しんだり、映画を観たりなど「これをすれば気分がよくなる」ということをして、気分転換をすることが大切です。

私がオススメのストレス解消方法は、瞑想です。

瞑想を行うと体と脳がリラックスし、心を落ち着かせる働きをする副交感神経が優位になります。そのため、精神面でも穏やかになり、怒りや悲しみなどのネガティブな感情をリセットしてくれます。

副交感神経とは、自律神経という循環器、消化器、呼吸器などの活動を調整するために、24時間働き続けている神経の一つです。この副交感神経には、胃腸の働きを活発にする効果もあります。副交感神経を活性化することは、腸のぜんどう運動の活性化につながり、便秘になりにくい体質作りにも効果的です。

まとめ

ここまで、腸内環境を整えることでアトピーは改善するというお話をお伝えいたしました。腸内の悪玉菌が増える習慣を絶ち、善玉菌が増える生活習慣を維持すれば、アトピーはみるみる改善していきます。

善玉菌が増える生活習慣

  • 悪玉菌が増える食品群を避け、発酵食品・オリゴ糖・食物繊維を豊富に含む善玉菌が喜ぶものを食べる
  • 良質な睡眠を心がける。痒さが酷くなかなか眠れない場合は、薬やサプリメントの力を借りることもあり
  • 適度な運動をして便秘解消をする
  • 自分に適したストレス解消方法でストレスを溜めないようにする

わたしはこれらのアトピー改善に効果的な生活習慣に加え、ビフィズス菌や乳酸菌のサプリメントも摂取しながら積極的に腸内環境を整えていきました。

仕事で忙しくしていると、なかなか理想的な生活習慣を維持することは難しいと思います。仕事がたまっていてランチをする十分な時間がなかったり、つきあいでの外食やお酒を飲む日が続いたりすることもあるでしょう。

そんなとき、乳酸菌サプリメントを有効利用しながら腸内環境を整えることで、アトピー改善に取り組むことができます。アトピーを改善するためにも、乳酸菌サプリメントを補助的にかしこく利用していきましょう。

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