アトピーと生活習慣

アトピーなら風呂は入らないでシャワーがいい?

わたしはアトピーの症状が悪化したときは、湯が肌に沁みて痛く、お風呂が恐怖に感じました。また、「入浴して清潔にすべきだろうけど、せっかくできたカサブタが剥がれてまた悪化したらどうしよう」など、ジレンマを感じる方も多いのではないでしょうか。

しかし、アトピーの人はお風呂に入るべきです。入浴には体を清潔に保つだけでなく、ストレスを軽減したり、感染を予防したりする効果があるからです。

ここでは、お風呂がアトピー改善にどのように効果的なのか、そして、アトピーでもバスタイムをリラックスして過ごせる方法をお伝えしていきます。

アトピーを改善するにはシャワーでなく風呂に入るべき

入浴には体を清潔に保つだけでなく、ストレスを軽減したり、感染を予防したりする効果があるとお伝えしました。アトピーで浸出液が出ていたり、切り傷があったりした場合、お風呂が拷問のように感じる時があります。ただのお湯ですら染みて痛みを伴います。しかし、それでもアトピーを改善するためには、シャワーではなくお風呂に入ることをオススメします。シャワーだけでは体全体を十分に温めることができず、新陳代謝を促せないからです。

それでは、アトピー改善のためには風呂に入るべき理由をお伝えします。

血行促進による新陳代謝アップ

お湯に浸かることで体中の血管やリンパ管が圧迫されるため、マッサージのような効果が発揮されます。血流やリンパの流れが促進されたりすることで、新陳代謝を高めることができます。

血の流れが良くなることで酸素や栄養素が体の末端まで行きわたり、不要な二酸化炭素や老廃物が回収されます。その結果、新陳代謝がスムーズに行われることで肌の再生が促され、アトピーが改善へ向かいやすくなるのです。

わたしはお風呂だけでなく、岩盤浴も利用していました。
岩盤浴には体を芯から温めてくれる遠赤外線効果が期待でき、血行促進が期待できます。わたしは汗が出にくい体質でしたが、岩盤浴を取り入れることで発汗の働きが改善したのでオススメです。

入浴で自律神経を整える

普段、かゆみや痛みでストレスを抱えているアトピーの方は、自律神経が緊張やストレスを感じた時に優位となる交感神経が優位になっています。しかしお風呂に入ると、リラックス時や就寝時に活発となる副交感神経が刺激されるため、リラックス効果が期待できます。

交感神経優位で常に緊張状態のアトピーの方には特に、副交感神経を優位にして自律神経を整えるためにも入浴はオススメです。また、自律神経が整うことで腸内環境の改善効果もあります。

なぜ自律神経の状態が腸内環境に影響を及ぼすのでしょうか。それは、血液の質を決める働きをする腸内環境と、血液を体内にめぐらせる血流をコントロールしている自律神経は、相互に作用しあっているからです。そのため、自律神経を整えることが腸内環境を整えることに直結するのです。

たとえば、人がストレスを感じると緊張状態のときに優位になる交感神経が優位になります。しかし、腸のぜんどう運動を支配しているのは、リラックス時に働く副交感神経です。そのため、ストレスが溜まると交感神経が優位となり、腸の動きが鈍くなって便秘を引き起こします。さらに、神経性の下痢もストレスにより引き起こされます。このように、自律神経の状態は腸内環境にダイレクトに反映されるのです。

アトピーに影響する自律神経の状態は、腸内環境に左右される!?

なお、家にバスタブがなかったり、シャワー浴だけの習慣の人もいると思います。シャワーだけでは身体の芯から体が温まりにくいのですが、足湯を取り入れることで血行促進が可能です。

洗面器に熱めのお湯を入れくるぶし辺りまで足を浸けると、お湯で温まった血液が全身をめぐることで体が温まり、血行が促進されて代謝も上がります。

アトピー症状が悪化して入浴を避けたい場合も、足湯を行うことで血流を促進できます。お風呂に入ることはできなくても、ぜひ足湯だけは行い、血行を良くするよう心がけましょう。

全身を温める足湯の方法

  • お湯の温度は43度くらいの熱めのお湯
  • ふくらはぎ、または最低でもくるぶしまでをお湯に浸す
  • 温度が下がらないよう継ぎ湯をしながら約10分ほど足を浸ける

汗をかくことで酸化コレステロールが排出される?

お風呂に入って汗をかくと、老廃物を体外へ出すデトックス効果があると言われます。そして、一説には、ステロイドや軟膏などの塗り薬の残留物が体内に留まって酸化した、酸化コレステロールも汗で排出できるとあります。

しかし、ステロイドなどの残留物が酸化コレステロールとなること自体に関する文献が、いまだ見受けられません。

あくまで今は仮説ですが、気炎物質であるこの酸化コレステロールが体内に蓄積することで、アトピーの炎症とかゆみの原因になるといわれます。

そして酸化コレステロールは汗でしか排出できないため、運動や入浴で汗をかくことが推奨されています。この酸化コレステロールに関しての真否は以前不明ですが、お風呂に入ることで血流を良くして新陳代謝を促すことで、アトピー改善に効果的なのは確かです。

発汗作用による毒素排出というよりは、血行促進と新陳代謝をアップすることでアトピーを改善するためお風呂を取り入れていただけたらと思います。

それでは、アトピーの方に適切な入浴方法を見ていきましょう。

アトピーの人の適切な入浴方法

アトピー症状が悪化していると、拷問のように感じることもある入浴ですが、少し工夫をすることでお湯がそれほど沁みることもなく、リラックスして入浴できます。

先述しましたが、お風呂に入ることは自律神経を整えたり、血行を良くしたりとアトピー改善に繋がります。

アトピーに合った入浴方法で、痛みや痒みを伴わずに、快適なお風呂タイムを楽しみながらアトピーを改善していきましょう。

湯船に浸かる前にアレルゲンを落とす

湯船に浸かる前に、まずはかけ湯、もしくは軽くシャワーを浴びてアレルゲンを落としてからお湯に浸りましょう。

アレルゲンを落とさず湯船に入ってしまうと、アレルゲンが炎症部分に付着し、痒みやアトピー悪化の原因になりかねません。

また、入浴時のお湯は37度から39度にし、約15分ほど浸かりましょう。短すぎると体全体が温まらず、逆に長すぎると肌の乾燥が進んだり、汗をかき過ぎたりして脱水症状になりかねません。

天然素材や保湿効果のある入浴剤を使用する

アトピーの方にオススメの入浴剤は調べるといろいろと紹介されていますが、ここでは入浴剤の前に大切な塩素除去方法と、わたしが実際に行って効果のあったバスソルト、またオートミールを使用したオートミール風呂に関してお伝えします。

塩素除去

まず、入浴剤を使用する前に大切なのが、水道水の消毒に使われる塩素除去をすることです。
塩素を除去することでピリピリした肌への傷み、また痒みなどが軽減されます。

塩素除去にはビタミンC(アスコルビン酸)を約1g浴槽に入れるだけでビタミンCと塩素が酸化還元反応を起こし、塩素を除去することができます。

ビタミンC剤は、薬局やドラッグストアー、通販サイトで入手可能です。0.5キロで約1000円ですので、一度の使用は約2円と安価に抑えることができます。

また、わたしはシャワーヘッドも塩素除去ヘッドに取り替えました。

海外在住でカートリッジ交換がなかなかできなかったため、わたしが使用していたのは、カートリッジ交換のないセラミックが内蔵されたものでした。

ですが、セラミック内蔵のタイプは約30000円と少々高額です。一度に大きく出費したくない場合は、カートリッジ交換タイプをオススメします。

バスソルト

バスソルトとはお塩のことですが、塩を溶かした湯に浸かると、通常のお湯の約4倍もの発汗作用が期待できるといいます。

温度を高くして発汗を促そうとすると、アトピーの場合はかゆみが増したり、アトピー症状が悪化したりと逆効果になってしまいますが、バスソルトは湯船に入れるだけで発汗作用があるのでオススメです。

汗をかきにくいアトピーの方でも、こうして発汗を促すことで、汗腺機能の正常化にも効果があります。

また、バスソルトには海塩がオススメです。なぜなら、海塩には必須栄養素であるミネラルやマグネシウムが豊富に含まれているからです。

海塩に含まれる豊富なミネラルには殺菌作用と抗菌作用があり、また保湿力も高いので入浴後の乾燥も防いでくれます。このように、海塩はアトピー肌に効果的ですので、バスソルトには海塩を使用しましょう。さらに発刊作用を促すために効果的なのが、入浴前にしょうがを擦って入れたしょうが湯を飲むことです。

わたしは実際にしょうが湯を飲んでからお風呂に入っていましたが、体の内側から温まり、発汗がさらに促されましたのでオススメです。

オートミールを入浴剤として使う

オートミールは燕麦(えんばく)を押しつぶすかカットして加工された全粒穀物です。食物繊維、ビタミン、ミネラルが豊富で栄養価が高く、健康食や赤ちゃんへの離乳食としても使用されます。

わたしは朝食にヨーグルトに混ぜて食べていますが、このオートミールは食べるだけでなく、入浴剤としてもアトピー肌、また湿疹、かぶれ、虫刺され、かゆみ、かさつきなどの改善に効果的です。オートミール入浴剤の作り方は、オートミールを茶袋やガーゼに包むだけで完了です。

オートミール入浴剤の使い方は、茶袋に入れたオートミールを湯船で揉むだけです。オートミールからビタミンやミネラルが出てお湯が乳白色になり、これでオートミール風呂は完成します。

ただし、オートミールは食用もできる天然のものですが、体質や症状の程度によっては合わないことがあるかもしれません。まずは体の一部で試されることをオススメします。

オートミール入浴剤の作り方

  1. ガーゼ、または茶袋にオートミールを100gほど入れます。
  2. 湯船に入れて揉むと、お湯が乳白色になります。
  3. お湯がしっとりした滑らかな感触になれば完成です。

アトピーの人にオススメのシャンプーや石鹸

アトピーの方は肌が敏感なため、無添加や抗菌作用のあるものや、ベビーシャンプーなどの低刺激なものをオススメします。また、ラベンダーやティーツリーのエッセンシャルオイル入りの石鹸もオススメです。

わたしはアトピーの症状があった際は、無農薬のラベンダーオイル入りの石鹸を使用していました。ラベンダーの香には癒し効果や殺菌作用・抗炎症作用があります。皮膚の炎症沈静にも効果がありました。もし万が一、自分の肌に合う石鹸がなければ、風呂の湯で汚れを落とすだけにしましょう。

わたしは現在アトピーは完治しましたが、石鹸やボディシャンプーはあまり使いません。石鹸やボディシャンプーは汗をたくさんかいた時だけ使用し、普段はお湯で体を洗い流すだけです。湯船に使っているだけで古くなった角質ははがれ落ちますので、手でなでるだけで汚れは落ちます。神経質にゴシゴシこすると皮膚が刺激されて炎症の元になりかねません。肌に強い刺激を与えることは避けましょう。

お風呂あがりの保湿やスキンケア方法

お風呂上りは、5分以内に、できるだけすぐに保湿やスキンケアをしましょう。皮膚の水分を閉じ込め保湿をすることで、肌内部からの水分蒸発を防ぐことができるからです。この処置を風呂上りにすぐ行わないと、皮膚から水分が蒸発し、かゆみの原因になってしまいます。肌にあった化粧水があれば、それをたっぷりと吹きかけてからクリームや保湿剤を使用してください。

もし、炎症があって保湿剤がかゆみの原因になる場合は、ステロイド外用剤などで炎症を沈静化させることが先決です。化粧水や保湿剤が沁みなくなる程度まで炎症が治まった時点で、お風呂上りの水分補給と保湿のスキンケアをしっかり行いましょう。肌内部のうるおいが保たれれば炎症は起こらなくなり、かゆみも軽減していきます。

まとめ

今回は、アトピーを改善するためには、なぜお風呂に入るべきなのかということをお伝えしました。以下の要点を再確認してください。

アトピーへのお風呂の効果・効能

  • 血行が促進され、新陳代謝が良くなる
  • 副交感神経が活性化されることで自律神経が整い、腸内環境も改善する
  • 発汗を促すことで、汗腺機能の正常化が期待できる

お風呂に入ることは体を温めて血行を良くすることだけでなく、自律神経を整えることで腸内環境が整い、アトピーが改善へ繋がります。

アトピー症状がひどい時は入浴を避けたくなるでしょう。しかし、せめて足湯を行うことで血行促進とリラックス効果を得て、アトピー改善を進めていきましょう。

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