アトピー身体編

赤ちゃんのアトピーは遺伝?意外な原因と改善方法

「赤ちゃんの肌はツルツルすべすべ」というイメージがありますが、実は繊細。生後間もなく、頬やおでこに細く赤いブツブツができたり、乾燥が目立ってくることも。

「乳児湿疹は珍しくないよ」と言われますが、清潔にして保湿をしていても一向に良くならない場合は、乳児湿疹ではなく、アトピー性皮膚炎です。

なぜなら、乳児湿疹の場合は、適切なケアをすることで時間と共に症状は回復していくからです。

では、なぜ生後間もない赤ちゃんがアトピー性皮膚炎になるのか?

ここでは、赤ちゃんがアトピーになる原因をお伝えします。

赤ちゃんのアトピー症状とは

赤ちゃんの湿疹に関して、医師は月齢や症状などによって診断します。ただ、赤ちゃんの場合は、乳児湿疹かアトピー性皮膚炎か原因を特定することが難しい場合が多いといわれます。

しかし、特定が難しいとはいわれますが、生後3~5ヶ月あたり、またはそれ以降に発症するものがアトピー性皮膚炎である可能性が高いといわれています。

赤ちゃんのアトピー性皮膚炎の症状も、肌が乾燥し、炎症が起こって強いかゆみをともなうもの。大人のようにはかゆみを我慢できないので、かきむしって血がにじむことも良くあると思います。

主な症状は、頭や顔、耳たぶの下、ひじ、ひざの裏などの関節部分に出ます。また、アトピーは慢性的な湿疹で、良くなったり悪くなったりを繰り返すという特徴がみられます。

赤ちゃんがアトピーになる原因とは?

赤ちゃんがアトピーになる原因にはさまざまな説があります。これらを知ることで、赤ちゃんのアトピーを予防することができますので、ぜひご確認ください。

 産道の状態の可能性

赤ちゃんのお肌はキレイでツルツルのイメージなのに、肌に湿疹ができたり、カサカサしたりが続くと心配ですよね。大人でもつらいアトピーなのに、赤ちゃんが痒そうにしていると、こちらまで辛くなります。

「ほこりが原因かな?」「ダニがいるのでは?」など考えて、抗菌や消臭を一生懸命しがちですが、実は赤ちゃんのアトピーの原因は、元々は産道の状態と出産方法に原因があるのです。

なぜなら、赤ちゃんは生まれてくる際、お母さんの産道を通って乳酸菌を受け取ることで免疫を確立させるからなんですね。

しかし、出産前の膣内検査で陽性が出ると、雑菌を取り除くために膣抗生剤を使用する医師がいます。これにより、雑菌だけでなく、産道にある乳酸菌までもが排除されてしまうのです。

そうすると、赤ちゃんは、お母さんから乳酸菌を受け取らずに生まれてきてしまうんですね。

また、帝王切開のケースも産道を通らないので、乳酸菌を受け取れません。

このように、お母さんから乳酸菌を受け取れなかった赤ちゃんには、生まれて間もなくから腸内細菌の乱れが生じる、ということが起こるのです。

本来であれば、赤ちゃんは産道で乳酸菌を受け取ることで免疫を確立させます。しかし、乳酸菌を受け取れなかった赤ちゃんは免疫が低いため、病気がちだったり、アトピーが発生したりしてしまうということです。

遺伝の可能性

親がアトピーであったとしても、必ずしも子どもにアトピーが遺伝するわけではありません。ただ、アトピー素因を受け継いでしまうケースは多いです。

アトピー素因を受け継いでも、必ずしもアトピーになるとは限りません。しかし、無理をしたりストレスを抱えたりすると、アトピー素因がある場合は、アトピー症状が出やすいということです。

たとえば、風邪を引いた時、元々のどが弱い人は、特にのどが悪くなりますね。私はもともと鼻が弱いので、鼻が思い切りつまります。

このように、体や心に負担がかかった場合、アトピー素因があると肌症状が悪化しやすいということです。

対人関係のストレスや仕事の忙しさで体調を崩す時もあるでしょうが、できるだけ心身ともに健康的な生活習慣を心がけ、アトピーが出ない工夫が必要ですね。

母乳が原因の可能性

赤ちゃんがお腹にいる間は食事に気を配っていたという方は多いです。しかし、赤ちゃんは母乳で育てるのが基本。そして、母乳は、母親が食べたものが血液となり、その血液が母乳となります。

共働きで忙しい場合などは、料理を手作りすることが少なく、コンビニエンスストアーで出来合いのお弁当を買ったり、レンジでチンすれば食べられる冷凍食品を食べたりすることもあるでしょう。

ですが、これら加工食品には、たくさんの添加物や保存料、そして植物油であるリノール酸が含まれています。現代人は、リノール酸を摂取しすぎており、それがアトピー悪化の原因の一つとなっているのです。

アトピーと油の関係についてはこちらをクリック

赤ちゃんのアトピーを改善する方法とは?

ここまで、赤ちゃんがアトピーになってしまう原因をいくつかご紹介しました。先述したことに気をつけることで、赤ちゃんがアトピーになる可能性を下げることができます。

では、どうすればアトピーの発症を回避できるのか? また、すでにアトピーが発症している場合はどうすればいいのか?

ここからは、赤ちゃんのアトピー発症を回避する方法と、すでに発生した赤ちゃんのアトピーを改善する方法をお伝えします。

質のいい母乳を与える

赤ちゃんのアトピー発症を防ぐ、また発症しているアトピーを改善させる場合も、お母さんが栄養価の高い質の良い母乳を作る必要があります。

なぜなら、赤ちゃんは、お母さんの母乳から栄養を吸収して育つからです。

だから、お母さんは健康的な食事をする必要があるのですね。

たとえば、お母さんがスナック菓子やコンビ二弁当などを主食にしていたらどうでしょうか? 食品添加物や植物油であるリノール酸をたくさん含んだ食品を食べていると、脂質の多い血液、いわゆるドロドロの血液となります。そのような血液からできた母乳を赤ちゃんに与えれば、健康を害すのは明らかです。

また、このような脂質の多い食事が多いと、血液中の悪玉コレステロールが増えます。動脈硬化や脳梗塞、心筋梗塞など血管系の病気になる危険性も高まってしまうのです。

そして、母乳を運ぶ管が炎症して起こる乳腺炎を予防するためにも、油の量を調整することは大切です。煮る、蒸すなどの調理法で、和食中心のバランスが取れた食事を心がけましょう。

初乳がとても大切なワケ

母乳には、赤ちゃんに免疫力を受け渡す大切な役割があります。

赤ちゃんは母乳から栄養を受け取るだけでなく、乳酸菌を受け取ることで免疫力をつけるからです。「母乳で育った赤ちゃんは健康」と言われるのは、このためですね。

またその中でも、赤ちゃんが生まれて最初に出る初乳は、とても大切な役割を担っています。

なぜなら、産後3日~一週間ほどしか出ない初乳(しょにゅうと読みます)には、赤ちゃんを守る免疫成分が通常の母乳よりもたくさん含まれるからです。

初乳は、クリーム色で、少しトロッとしています。これは、β-カロチンの量が母乳の約5倍あり、水溶性ビタミンやたんぱく質を多く含むためです。

母乳(成乳)の栄養素が、主に脂肪、蛋白質、炭水化物、ミネラルで構成されているのに対し、初乳には、ビタミンA、βカロテン、ビタミンEなどのビタミン類、ナトリウム、カリウム、クロル、亜鉛などのミネラル類が多く含まれています。

その中でも初乳と成乳の一番の違いは、たんぱく質の種類です。

初乳のタンパク質にはラクトフェリンという糖たんぱく質や、免疫力を高めてくれる抗体である免疫グロブリンA(IgA抗体)が多く含まれるため、さまざまな免疫効果が期待できます。IgA抗体は、赤ちゃんの口・鼻・目などの粘膜、喉・胃・腸などの内臓の粘膜を保護して細菌やウイルスの進入を防ぐ役割があり、赤ちゃんを風邪やアレルゲンなどから守ってくれるのです。

たとえば、アトピーと関係の深い腸の場合を見てみましょう。

たんぱく質が十分に消化されないまま腸壁を通り、血液に入ってしまうと、それを異物として免疫システムが攻撃することによりアレルギーが発生します。

しかし、赤ちゃんに初乳を与えることでIgA抗体が腸壁を保護します。このIgA抗体のおかげで、アレルゲンとなり得る未消化の栄養素が、腸の壁を通り抜けにくくなるのです。未消化の栄養素が腸壁を超えなければ、体の免疫システムが攻撃をすることはありません。よって、赤ちゃんがアレルギーになりにくいと考えられるんですね。

以上のことからおわかりのように、赤ちゃんに初乳を与えることは、免疫力の高い丈夫な体を作るためには欠かせません。アトピーが発症しにくい健康な体を作るためにも、産後まもない赤ちゃんには必ず初乳を与えましょう。粉ミルクの導入を早めに検討している場合であっても、免疫力をつけるため、初乳だけは与えてあげましょう。

乳、特に初乳の感染防御成分

生まれたばかりの児(仔)、特にヒトでは抗体産生能力などの免疫機能は未熟であり、また腸管の異物透過性も高いなど、感染防御機能は低い。これまで、母乳哺育と育児用ミルク哺育による感染防御効果が多数報告されており(表1)、母乳における感染防御機能の重要性が示されている。
母乳中の感染防御成分を表2に示す。ラクトフェリンは細菌、ウイルス、真菌、寄生虫に対する抗微生物活性を示す一方、腸内の有用菌であるビフィズス菌に対しては増殖活性を示す。また、免疫調節作用、抗炎症作用、細胞増殖作用などの多機能性を示す。分泌型IgAなどの免疫グロブリンは特異的に病原菌やウイルスの増殖を抑制あるいは不活性化する作用を有し、ラクトパーオキシダーゼ、リゾチームなどのタンパク成分は非特異的に働く。また、ある種のオリゴ糖は腸管内で有用なビフィズス菌を選択的に増殖させる作用を有している。これらの感染防御成分は相互に作用しながら、乳児の健康維持に役立っており、感染防御機能が未発達な新生児期ではそれを補う役割を担っている。とりわけ、初乳は栄養成分よりもむしろ感染防御成分の供給源としての意義が大きいと考えられる。
参照:「腸管免疫と乳タンパク質」山内恒治・久原徹哉(森永乳業株式会社 食品基盤研究所)

乳酸菌を粉状で与える

赤ちゃんは消化器が未発達で、1歳未満の場合は腸管での酵素活性が不十分です。そのため、粉末乳酸菌を指にすくい、直接口に入れてあげる方法が良いでしょう。

こうして乳酸菌を直接与えてあげることで、腸内の善玉菌が増え腸壁が強固されます。そうすると、腸壁がしっかりし、未消化のたんぱく質が腸壁を通ることを防いでくれます。よって、免疫システムが過剰に働くことなく、アレルギーが発生することを防いでくれるのです。

お母さんが乳酸菌を摂取する

直接赤ちゃんに粉末乳酸菌を与えることは、腸内環境を整えてアトピーを防ぐ効果があるとお伝えしましたね。

また、赤ちゃんだけでなく、母乳を与えるお母さん自身が乳酸菌を摂取することもオススメです。

まだ小さな赤ちゃんは、母乳だけが栄養源となります。お母さんが食べるもので作られる母乳が赤ちゃんの健康を左右するため、お母さんの腸内環境を整えることは、とても大切なのです。

質の良い母乳を作るためにも、動物性食品よりも植物性食品を摂取し、腸内環境を整えることを意識しましょう。

なぜ動物性食品よりも植物性食品を摂取すべきか?

食生活によって腸内細菌のバランスが簡単に変化することがわかる、ある研究論文があるのでご紹介いたしますね。

2014年に有力科学雑誌ネイチャーに「動物性食品や植物性食品が腸内環境にどのような影響を与えるか」を調べた論文が掲載されました。それによると、動物性食品のみを食べた場合は1~5日で悪玉菌を増やし、植物性食品のみを食べた場合の腸内細菌の変化は小さく、腸内環境改善には5日以上かかることがわかりました。

この研究結果からもわかるとおり、腸内環境を良好に保つためには、普段から肉や卵などの動物性食品を取りすぎず、植物性食品を多めに摂取することを意識することが大切ということがわかります。

以下の善玉菌を増やす食材を、毎日のメニューに意識して取り入れ、腸内環境を整えましょう。

乳酸菌を多く含む食材

味噌、しょうゆ、つけもの、納豆、ワイン、ヨーグルト、チーズ、キムチなど

オリゴ糖を多く含む食材

バナナ、きゃべつ、じゃがいも、たまねぎ、とうもろこし、大豆など

食物繊維を多く含む食材

ごぼう、アーモンド、おくら、さつまいも、アボガド、千切り大根など

毎日メニューを考えるのは大変でストレスになる場合は、乳酸菌サプリメントなどを賢く使って栄養を補っていきましょう。

深刻にならず笑顔で見守る

赤ちゃんが肌を掻きむしったり、肌の炎症が治まらず辛そうな我が子を見ると、「私のせいだ」と自己嫌悪に陥ったり、悲しくなったり、イライラしたりするかもしれません。

しかし、あなたが落ち込めば、赤ちゃんも悲しくなります赤ちゃんは特にお母さんの状態に影響されやすいのです。また、悲しみやストレスは、腸内細菌のバランスを崩し悪玉菌を増やすだけです。

ですから、ぜひ自分を責めたり、落ち込んだりせず、「大丈夫、きっとこの子は良くなる!」と前向きに明るく振舞ってください。

そうすることで、赤ちゃんも笑顔になり、リラックスすることで副交感神経が刺激されて腸の働きが活性化されます。

心と体は繋がっています。笑顔には、体を内側から健康にして免疫を高める効果があるのです。心配事があったとしても、毎日笑顔で赤ちゃんに接してあげてくださいね。

まとめ

【赤ちゃんがアトピーになる原因とは?】

  • 産道が原因の可能性
  • 遺伝の可能性
  • 母乳が原因の可能性

【赤ちゃんのアトピーを改善する方法とは?】

  • 質のいい母乳を与える
  • 乳酸菌を粉状で与える
  • お母さんが乳酸菌を摂取する
  • 深刻にならず笑顔で見守る

まだ産前であれば、赤ちゃんがアトピーになりにくい体を育むことが可能です。赤ちゃんは母体から、へその緒を通して栄養を受け取ります。お母さんは腸内細菌を整える食事を意識し、赤ちゃんが健康な腸を育めるようサポートしてあげてください。

また、産後の赤ちゃんにアトピーが発症してしまった場合も、バランスの取れた食事を心がけてください質のいい母乳を赤ちゃんに与えることが、とても大切だからです。

いずれにしても、母子ともに腸内環境を整えることが健康な体を育むカギです。

腸内の善玉菌を増やす食品を摂ることはもちろんですが、毎日献立を考えて神経質になっては逆効果です。乳酸菌サプリメントなどの力を借りて、ストレスなく赤ちゃんのアトピー改善に取り組んでいきましょう。

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